父の書類整理で死を意識し不安になったこと
先日、父のJAFカードの有効期限が切れていることに気が付きました。
でも会費は口座から引き落とされているので、会員ということは間違いないのですが…
父はアプリを利用していたので、気づかなかったようです。
しかしそのアプリが不具合で、ログインできず困っていたためカードを久しぶりに出したら切れていたということでした。
JAFに問い合わせたら、送付していると言われたらしく父は書類の束を探し始めて新しいカードを発見しました。
それは良かったのですが、そこから父が書類整理を始めたのです。
履歴書
たくさんの書類を処分していたところ、中から父の履歴書が何枚か出てきました。
履歴書って意外と大事です。
もう就職しないにしても1通だけでもあったほうがいい。
なぜなら、万が一父が認知症になり、後見人制度を利用しなくてはいけなくなったとき、申立書に職歴なんかを記入しなくてはいけません。
本人はすでに認知症で覚えていないときなので、家族がわかっているとスムーズなので、履歴書があるなら取っておくほうがいいです。
もちろん、後見人制度を利用することがないほうがいいのですが。
お薬手帳
何年も前のお薬手帳がありました。お薬手帳ってどのくらい保管しておけばいいのでしょうか。
父の場合は、ずっと飲んでいる薬が同じなのですが、念のため2年くらいは取っておいてあとは処分しようということにしました。
見ると6年以上前のものから取ってありました💦
通帳
繰越済み通帳が何冊も出てきました。
通帳は捨てにくいですよね。
相続では7年の通帳を出すこともあるようなので、どうせなら7年前から取っておいてあとは破棄でいいと思っています。
相続税を払うような遺産はないだろうから、捨ててしまってもいいとは思うんですが、何となく7年で。
何でも取っておく性格
書類も大量でした。
きっちりしているので、有効期限の切れたクレジットカードもハサミを入れて、新しいカードが来た時の送付書に切ったクレジットカードを貼り着けて取ってあったりしています。
捨てられないんですよね…
今回は父が自分でそれらを処分していました。
何かのスイッチが入ったみたい。
会話でドキドキ
お薬手帳や通帳を何年分取っておくかと話しているとき、私が相続では7年なんて死を想像してしまうような言葉を使っていることは気にならないのに、父が「先も長くないしな」なんて言い出すと、「いやいやそんなことはないでしょ」と怖くなり否定してしまっている自分がいました。
いつもは軽い口調で「エンディングノート書いてよ」とか言っているのに、本人の口から聞くと不安でいっぱいになるんです。
最後に
父はもう77歳。
肺がんもコロナも乗り越えて元気にしていますが、確実に老いは見えています。
終活やエンディングノートの作成など、本当に始めているのを見たら、いいことではありますが、一緒にいる分不安になります。
あんなにやれやれ言っておいて、いざ整理しているのを見ると不安になるなんて、なんて勝手なんだと自分でも思ってしまいました。
もっともっと元気で長生きしてもらいたいです。