父、鼠径ヘルニアで入院手術。
色んな病気で入退院を繰り返している父。
今度は鼠径ヘルニアで入院手術となりました。
病院の経緯
痛み出したのは、3月の一週目。
何とか重い腰をあげて病院に受診したのが3月の二週目。
医者の移動のため、別の病院を紹介してもらい診察を受けたのが3月の三週目。
その受診ですでに入院までの話をしてきて、検査も全部こなしてきたようです。
そして手術の日の予定として、5月…
毎日痛がっているのに、5月…
さすがにそれはと言ったのか、キャンセル待ちではないがもしかしたら4月4週目にできるかも。
それがわかるのが4月の3週目半ばと言われていました。
しかし、なんと3月31日に病院から連絡があり、4月5日手術ができそうですが、どうされますか?と言われたそうで、父は受けますと即答したそうです。
手術前の工程
4月1日、手術前の説明に家族と来てくださいといわれ、同席してきました。
説明だけで終わるかと思っていたら、説明から血液検査、CT撮影、麻酔科の説明、入院説明、血液検査とCTの結果説明と4時間くらい病院にいることになってしまいました。
4月2日、入院前のPCR検査。
4月4日、前日入院。
4月5日、手術当日。
4月7日、退院予定。
手術方法
鼠径ヘルニアの手術方法としては、鼠径部を直接切開する方法と腹腔鏡を使用する方法の2種類があるそうです。
父はやっかいな事情があり直接切開する手術となりました。
また直接切開手術でも部分麻酔と全身麻酔があり、これもまたやっかいな事情により全身麻酔になりました。
手術時間はおよそ1時間。
麻酔の関係で手術前後30分のため、約2時間で終了すると言われました。
やっかいな事情
血液
父は普段から血小板が少ないそうです。
血小板の正常値は15万~32万/μL。
父は10万前後を行き来しています。
前立せん肥大で入院したときは、この血小板が2万/μLという数値になってしまい、血小板を輸血する騒動に💦
血小板の働きとして、止血の機能があります。
血小板が多すぎると血が固まりやすくなり、少なすぎると止血できないリスクがあります。
この血小板が10万/μL以上であれば、部分麻酔で手術を行うことができましたが、父は先日の血液検査で10万5000/μL。
かろうじて部分麻酔での手術ができそうではありましたが、麻酔科医の判断で全身麻酔となりました。
肺活量
もうひとつのやっかいな事情として、肺活量が少ないということでした。
2年前に肺がん手術、そして昨年末にコロナ感染で肺炎をおこしているので、かなり肺活量が減ってしまっているようですね。
たしかに少し動くだけでも、ゼエゼエ言っています💦
この肺活量が少ないため、腹腔鏡手術はできないとのことでした。
コロナ感染
手術を受ける病院では、コロナ感染したことのある人の手術は初めてのケースだそうです。
感染から3か月は経過していますが、それでもいろんなリスクを考えて対応が必要とのこと。
本来手術前のPCR検査は簡易的なもので行うそうですが、父の場合は3か月前とはいえ一度感染しているので、精密なPCR検査をするとのことでした。
PCR検査はかなり精密なものだと、死骸でも陽性となってしまうそうです。
父もコロナ感染時、退院の目途は3つの検査ですべて陰性にならないと退院できないと言われ、何度も検査を行ったけど、最後までPCR検査は陰性にならず…
でも病床もひっ迫しているし、肺炎もよくなっているし、他2つの検査では陰性ということで退院になったようです。
今回、入院前のPCR検査は陰性となり、無事手術することができました。
手術後
本来なら手術中は付添人が病院で待機しているところですが、コロナ禍ということもあり、自宅待機となりました。
手術が終わったら待機している付添人に医者から連絡があり、経過を報告してくれる。
手術中に何かあったら、それも付添人にすぐ連絡する。
だから、手術の日はすぐ電話に出られるように待機してくださいと言われました。
当日午後3時前に医師から連絡があり、「無事手術は成功しました。問題がなければ予定通り明後日退院です」。
手術後麻酔が切れてから2時間後には、看護師と一緒に歩く練習をしたそうです。
さすがに痛かったと嘆いていました。
そして今朝父から「予定通り明日退院できると言われた」とLINEがきました。
最後に
今回の入院手術は3泊4日で終わります。
父は入院期間が長ければ長いほど、筋力も体力も落ちてしまうので、短い期間で本当によかったと思います。
でも今の手術はすごいですね。切ったその日に歩くなんて。
肺がんの大手術の時も翌日には歩く。
いっぱい食べていっぱい歩いて体力戻してと手術の翌日から何度も言われていたのを思い出しました。
今日も明日の退院に備えていっぱい歩いておいてほしいところです。