【仕事の話】名前を名乗らない電話やメールが多いのは…
ずっとモヤモヤしていましたが、最近そうか!と気づいたお話です。
私の仕事は小さな事務所の事務職です。
電話対応やお客様対応、書類作成等の仕事をしています。
対企業ではなく一般の方との接客といえばいいのでしょうか、対応させていただくことが多々あります。
そして年齢層も幅広いです。
そこで結構多いなと思う「名前を名乗らない」問題があります。
例えば電話で
「着信あったので折り返しました」
と連絡してきてくださるお客様。
その後、無言…
え?誰?、そして誰宛?というちょっとした混乱になります。
もちろんすぐに
「失礼ですが、お名前を頂戴してもよろしいでしょうか」
ということになりますよね。
そうすると結構ぶっきらぼうに
「〇〇です」
と名乗っていただけます。
ですが、誰宛にかけてきたかはまだ教えてもらえません。
小さな事務所なので、お名前を聞けば何となく誰宛かはわかりますが…
まったくわからないときもあるんです。
もし自分がかけるとき
「〇〇と申します。着信があったので折り返しました。〇〇様はいらっしゃいますか?もしくはどなたかご連絡いただきましたでしょうか。」
とまず名前を名乗り、相手を呼び出します。
企業間では当たり前で、みなさんまず名乗ります。
なのに、一般のお客様になるととたんに名乗らない。
これはメールでも同じなんです。
突然メールが来る。
名前もなく要件のみ。
誰宛かすら書かれていない。
なんなら、添付写真のみのときもある。
いや、もちろん私のメールアドレスなので、〇〇様はなくてもいいのかもしれませんが、プライベートのメールアドレスでもないし、ましてやお友達でもないので、せめて自分の名前くらいは名乗ってもらいたい。
多数のお客様からメールをいただきますし、登録するほど長いお付き合いにはならないので、お客様はアドレス登録しておりません。
なので、誰からなのかがわからなく、内容から察するしかありません。
こういうことが多いなと2年前に社会復帰してからよく思うようになりました。
なぜなんだろう…
そして名乗らない人は、若い人が多い気がする…
結論
若いうちから携帯を持ち始めた世代が、だいたい名乗らないということがわかりました。
学生時代に携帯を持ち始めると、電話をかけても登録してある相手の名前が着信に出るので、誰からの電話かすぐわかる。だからお互い「もしもし~」ですぐ会話が始まる。
それに慣れてしまっているので、どこに掛けようとも自分が誰なのか相手がわかっているという認識、もしくは先に自分の名前を名乗るという常識を知らない人ということになる。
メールも同じ、今やラインやメールは相手に名前が出るので、先に自分が誰なのかを名乗る必要がない。
それと同じ感覚で、企業宛のメールも名乗らずにいる。
以前何かのニュースで、大学教授がメールで課題を提出させたら、半数以上の人が添付しただけで名前等をメール自体には記入していなく、すべて未提出扱いになったとか。
学校ではメールや手紙の社会常識なんて教えてくれませんから、今の子供たちはかわいそうかもしれませんね。
最後に
以前にも思ったことですが、トイレが進化したことで、自分で流すことを知らない子供たちが増えていることと同じで、いろんな物が進化すると人は退化していくもしくは進歩しなくなる気がします。
でも、もしかしたら退化していくのではなく、常識のほうが変わっていくのかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。