同居家族のコロナ陽性が判明、その後の不安
父が高熱を出し、救急搬送された後の話です。
【発症3日目(12月28日)】
朝、父から熱が37.1度に下がっていると連絡がある。
朝にPCR検査を行ったようだ。
携帯の充電がないから充電器が欲しいと言われる。
今はコロナ禍のため、面会はできない。かといって充電できなければ本人からの様子は全く聞けない状態になる。
一応、病院に連絡し充電器を持って行っていいか確認をする。
病院には検査結果が出るまでは何も持ち込めないといわれる。
昼過ぎ、兄から金曜日に受けたPCR検査の結果、陽性だったと連絡がある。
その後、父からも陽性だったと連絡が入った。
夕方、担当医(肺がん手術をしてくれた先生)から直接連絡がある。
今は中等症ですが、重症化したときに人工呼吸器を装着するかどうかを家族で話し合ってくださいと言われる。
中等症は酸素を入れている状態。
昨日救急車を呼ぶ前に測った血中酸素飽和濃度は90。
その後救急車に運ばれる際も酸素を吸入していき、病院についてからも酸素吸入していた状態だった。
おそらく、そのまま酸素を外せていない状況なんだとわかった。
人工呼吸器をつけてしまうと、治らなかったとき一生呼吸器をつけることになる。
機械に生かされることになり、意識はない状態だと。
そして、担当医に父の場合は、去年肺がんの手術をしていることもあり、重症化した場合、治る見込みは低いと言われた。
医師は、本人はその状態になるとどうなるかをよく知っているので、躊躇している。
どう答えていいかもわからない。わかりましたとしか言えなかった。
また陽性とわかったため、病院に家からのものを持ち込むことができない。
しかし本人と連絡が取れなくなるのは困るだろうから、アマゾンなんかで購入し配送を病院宛にすれば渡せるといわれ、スマホの充電器をすぐに注文する。
兄弟で父の人工呼吸器について話し合う。
その前に兄の陽性について、症状はどんな感じなのか聞く。
兄が発熱したのは25日の一日限り、その後は特に具合は悪くなく、咳が少し出るくらいだという。
ホテルでの待機を希望しているが、満床のため空き待ちで自宅待機になっているようだ。
兄も陽性とは言え、軽症でよかったとホッとする。
父の人工呼吸器については、最終的には本人の意思だとは言われているが、私たち家族としてはやならない選択はないのではないかと話し合う。
けど、結局はそんな状況にならないことを祈るしかなく、それ以上は怖くて考えることをやめてしまった。
おそらく、そんな状況になれば人工呼吸器をつけると言うだろうと思う。
【発症4日目(12月29日】
朝、病院の管轄保健所から連絡がくる。
年齢、中等症、居住地を公表していいかの確認。もちろん、公表していいと伝える。
同居している私たちは今後どうすればいいのか聞く。
それは住んでいる管轄の保健所から連絡がくるはず。
しかし、今は年末ということもあり積極的に対応していないかもしれない。
不安だと思うので自分から連絡してもいいと思うといわれる。
調べてみると保健所の連絡先は見つからず、新型コロナ専用相談センターにもう一度電話する。
なかなかつながらない。
なんとか繋がり聞いてみると、やはり保健所からの連絡を待つように言われる。
仕方がないので、そのまま待つことにする。
昼、病院から連絡。
重症化はしていない。このままなら2週間後とそこから1週間後に検査して大丈夫なら、退院できると思うと言われる。
その後、父からも連絡があるので大丈夫だとほっとする。
しかし、不安がなくなったわけではなかった。
ネット情報ではあるけれど、重症化するのは発症一週間後と書かれているものがあり、今はまだ大丈夫というだけで、これからもまだまだ不安は続く。
【濃厚接触者として】
私たちは濃厚接触者として、保健所からの連絡はないものの、家から出ずに過ごす。
もし食材とかなくなったらどうしようかとネット検索しまくった。
ネットスーパーで置き配ができることを確認して、いざというときは頼ろうと会員登録を済ませておく。
家にあるもので、献立を考えておく。
今はまだ子供がそんなに食べるわけでもないので、しばらくは買い物に行かなくても食べていけそうな食材はある。
しかし、万が一私が感染していて発症した場合、子供たちにどうやってご飯を食べさせればいいのか、レトルトものを最後にして、今元気なうちはなるべく作るものを優先しようと思う。
いつ、この後3人のうち誰かが発症するかわからない。
子供は症状が軽いというが、苦しいことに変わりはない。
コロナについて調べる
・潜伏期間はおおよそ2週間
・感染させる時期は発症2日間から発症7日までが多い
・発症は接触からおよそ4~5日が多い
そう考えると、私たちが父と最後に接触した27日の翌日から5日後の1月1日までに発症しなければ、ひとまず安心なのかもしれないと考える。
それまでの間には保健所からも連絡があるだろうし、この5日間は絶対に外出しないようにしよう。
いざというときのために、一日3回検温をして控えておくようにする。